狐の王国

人は誰でも心に王国を持っている。

急激に気候が変化してるバンコク

いま俺が滞在しているタイ王国バンコクは、よく雨がふってもすぐやむから傘を持ってる人なんかいない、とか言われていた。しかし実際に今バンコク市内を見渡すと、ほとんどの人が傘を持っている。雨もしとしとと降り続き、やんだかと思ったら路面の乾かぬうちにまたしとしとと降り出して来る。

どうもバンコクの天候が急激に変化してるようだ。

午前中は、まず降りません。不思議なくらいに・・・。
雨期とはいっても、日本の梅雨のように一日中降り続くことはありません。
スコールの前兆は、空が黒くなり、涼しい風が吹き始めてきたら、30分程度で降ります。
(中略)
4月のバンコクなんて1滴も降りませんから。
ん・・・・・たま~に夕方、バラバラ---♪♪と来る事もあるが、10分ほどであがります。

バンコクの気候 - Yahoo!知恵袋

これは2007年の書き込みである。いま2009年の4月5月のバンコクは、よく雨が降っていた。4月は夕方の雷雨が多く、日本の梅雨にそっくりそのままだった。

5月に入ってからは毎日のように雨が降っている。4月の時のように激しい雷雨が来たかと思うと、降っては止み降っては止みをしている。先日は深夜に激しい雷がなって目が覚めた。

複数の人の話を聞くと、どうやらこの2007年の記述はほんの数年前までは事実だったらしい。本当に急激に天候が変化しているようだ。

日本でも、ほんの20〜30年ほど前は関東でもよく雪が積もっていたが、今は滅多に積もらなくなった。無闇に危機感を煽る環境保護団体のようなことは言いたくないが、こうした天候の変化一つとっても、地球環境の急激な変動はうかがえる。

その要因までは俺にはわからないけれども、ただもう過去の経験や蓄積が役にたたなくなりつつあるのだなとは思う。急速に変化する時代に、過去が教えてくれることは、あまりにもわずかなのだな、と。

Sugano `Koshian' Yoshihisa(E) <koshian@foxking.org>