彼女ができないやつの10の鎧という記事のブックマークコメントを眺めていたら、こんなのがあった。
id:y_arim 思ったんだが、非モテに対して「彼女を作るとこんなメリットがあります」と説く記事ってあるんだろうか?
http://b.hatena.ne.jp/y_arim/20080726#bookmark-9438723
んー、恋愛をメリット・デメリットで考えるのは良くないと思うのだが……。もっと動物的に好きになっちゃったんだからしょうがないじゃん的な肉体言語の語らいというか、そんなんでいいと思うのだけどもなあ。
とりあえず俺自身は体壊してひきこもって以来、一人身モードが多いのだが、10代から20代にかけては普通に彼女がいた。それもオタカップル。楽しいぞ、オタカップル。
というわけでそんなオタカップルの「彼女がいてよかった」と思ったことをつらつら並べてみようか。
- 女の子はちゃんとティッシュやハンカチ持ってる(俺よく忘れるからしょっちゅう借りてた)
- 荷物多くても「持ってて」と安心して言える相手がいつもいる(トイレにいくときとか便利)
- クサいセリフの練習相手として虚しくならないのでよい
- ヲタウンチクを垂れ流してても目をキラキラさせながら聞いてくれる(恋愛盲目モード素晴しい)
- 「欲しいけど金出すのは微妙」な物は誕生日やクリスマスにプレゼントし合う事で解決
- 趣味が同じなのでどこに行くにも一人行動しなくていい
- 金が無いときはおごってもらえる(安心して甘えられる相手)
- 彼女を楽しませるネタを考えるのは楽しい
- ふたりで漫画や雑誌を買って共有しておくと倍の情報量(801本が混ざってる危険有り)
- アニメ映画を普通にデートで見に行ける
- 地名とか固有名詞とか思い出せない時のデータベース代わりに使える(記憶力のいい彼女限定)
- 見てるだけで飽きない(ドジっ子属性彼女限定)
まあ他にもいろいろとあるが割愛。
しかし、何より彼女がいてよかったなあと思うのは、無駄に自信が付くことだと思う。とにもかくにも世界で一人、目の前に自分を好きでいてくれる人がいるというのは、意外に自信に繋がるものだ。
俺の趣味の一つは自分の顔を見ることなのだが、彼女ができる前とできた後で、顔つきが変わって来たのをよく覚えている。「お、なかなかいい顔になったじゃないか俺」とか思ったものだ。
そういうのもこうした内面の変化が現れたものだろうと思う。
ただね、俺は「彼女欲しい」ってのは正直理解できない。だってそれって相手不在じゃん? 付き合って何するかなんて相手次第だし、そんなの千差万別で雑誌やドラマの恋愛観がそのまま再現されるわけじゃない。結果、「誰でもいい」か「理想追いすぎ」かどっちかにしかならないように思うんだよな。
学校なりサークルなり職場なりなんなりで男女いる中でなんとなく引かれ合う人が現れて、てのが一番いいんじゃないだろうか。
そうした中で彼氏彼女という関係になってはじめて、「ふたりでやりたいこと」が出てくるんだと思うし、「ああこの子と付き合ってよかった」と思うこともでてくるもんなんじゃね。
結局彼女作るメリット・デメリットなんてのはお互いの関係次第で、一般化なんて不可能だと思うんだよなあ。