一般人はそこまでネットを使わないという記事。
この記事自体はウェブ人口増加に向けてのアイデアなど提示しててわりといい記事なんじゃないかなと思うのだが、はてブの反応を見てなんかもにょった。
なんかこう、「自分は特殊」とか「お前ら特殊なこと自覚しろ」的なものを背景に感じるコメントがちらほら目立つのだよな。
これっていわゆるオタク系に見られる特徴よね。自分をマイナーだとおとしめて自嘲する。あるいは一種の優越感にひたるっていう。
俺? うん、あんまり一般的な人間だとは思ってないよ。でもそれ言ったら一般的な人間なんてそんないないでしょ。
「一般人」とか「普通」というのはいわばバーチャルな存在で、中庸すぎてそこに入る人は実は少ないとかいう議論は前にもどっかで無かったっけ?
だいたいネット人口なんて8000万人とか言われてるわけでしょ。読書人口の10倍以上いたりするわけ。
読書人口については以下に解説がある。
統計データを多角的に見て、「日本の読書人口」を著者が計算した数字が面白い。日本でまともに本を読む人は1割強でマイナーな趣味なのであるという。さらに毎月一冊以上単行本を買い、日々書店に通い、新刊情報を気にする人など500万人か600万人くらいしかいないだろうと結論している。そして、他の趣味と同様に読書人口の大半は善良なビギナーであり、単純なベストセラーに、素直に感動、涙してしまう。
Passion For The Future: 趣味は読書。
雑誌以外の本を年に1冊以上読む人なんて実はそんなに多くない。そもそも漫画すら読めないという人もいる。
別に字が読めないわけじゃないんだけども、文章や絵と文字から物語を想起する力が根本的に欠けてるのね。実用書の類も眠くなってしょうがないんじゃないかな。
まあそんな人たちでもケータイでメール読み書きしたりはしてるわけで、インターネットって偉大だなあと思ったりするわけですよ。
ネット人口は8000万人って話があったけど、それがどれだけのアクティビティを持ってるかはわからない。
でもはてなのユニークユーザーなんかはpal-9999さんが記事に引用してるけど、967万UUもあるわけ。
967万人だよ? ネット人口の1割くらいよ?
はてなの登録ユーザー数にしたって50万人以上いたりするわけ。
日本の種目別スポーツ人口なんて資料があるけど、ラグビーや体操のスポーツ人口に匹敵する数のユーザーがはてなにはいる。すぐ隣には柔道も68万人でほぼ並んでる。
はてながスポーツならオリンピック種目になってもおかしくないくらいの人口がいるわけ。
それってそんなマイナー?
読書人口より多いネット人口、ラグビー人口より多いはてな人口。
ちょっとさ、自分たちを「マイナーの壁」に押し込めるのは、もうやめた方がいいんじゃない?
ていうか、綱引き人口が298万人ってほうがよっぽど驚きなんだけど!