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狐の王国

人は誰でも心に王国を持っている。

10万人規模の政治家を擁するインターネット国会を実現する

「ネットがあれば政治家いらない」 東浩紀「SNS直接民主制」提案という記事。

これはすごくいいアイデアだと思う。

SNS的な仕組みを使って巨大な政治ネットワークを構築し、そこでぜんぶやっていくと、ホントにおもしろいことがおこる。

まず議論に参加できる人数が極端に増える。考えたらいまどき国会議事堂に集まらなきゃ議論もできないなんて古くさくてダメすぎる。そんなもん全部ネットでやりゃあいい。

それから議事録を残す手間が省ける。ちゃんと遡及できるし便利なことこのうえない。

10万人といってもいっせいに10万人が書き込むわけじゃなく、実際にはSNSのコミュニティみたいにテーマごとに分科会のようなものができて、そこで議論が進んでいく形になるであろう。さらにこまかくトピック(スレッド)ごとに分散することも考えれば、たぶん数十人からせいぜい100人ちょっとくらいの人数で話が進んでいくことになる。

そしてそれはまさに「一次情報」そのものであり、我々国民はネットにさえアクセスすれば誰もがそれにあたることができる。実際にはまとめサイト経由で見ることになるだろうが、ソースがあるというのは重要だ。

いまどきコンピュータとネットが使えない政治家なんていらないと思うが、どうしても参加したければ秘書にでも代筆させりゃあいい。たいした問題じゃない。

そして選挙、500名程度を選ぶような選挙じゃなく、10万人を選ぶ選挙ともなれば選択肢は大幅に増える。選ぶべき人物がいないなんてこともだいぶ無くなるのではないか。

それだけの政治家を雇う資金にしたって、いちいち国会まで警備つけて呼ぶよりかはネットで参加してもらえれば交通費も警備費も浮く。一人一人の給与だって弁当代程度サポートすれば充分だろう。政治は副業であったり社会参加活動の一つであればいい。

そうなればいまアルファブロガーなんて呼ばれてる連中はだいたいその議論に参加して行く事になるだろう。10万人を選ぶような選挙であれば、彼らは充分当選するくらいの票を集めることが可能だ。

そもそも政治家なんてごく一部の人間がなるから特権化したり隠し事をしたりせにゃならなくなるのであって、10万人くらい政治家がいりゃあ特権化も難しいし隠し事するのもめんどくさくなるだろう。特権化がなけりゃ命を狙われたりする危険も無いのだから警備も不要だ。

日本はいま本当にヤバいところまで来てる。20年に渡って「例外的」に発行され続けて来た赤字国債は今や返済だけで税収の2割を超えてしまっている。このままではなんらかの形で財政破綻するのは目に見えてるし、そうなれば我々日本人は経済成長を続ける中国に出稼ぎにいかねばならなくなるだろう。今のような暮らしは二度とできなくなる。

これくらい本気で政治を変え、経済を変え、日本という国を改革しなければ、我々は腹をすかせた幼子に景気がよかった時代の日本を懐かしむ昔話を語るだけのひ弱な老人になるしかない。

できない理由は聞きたくない。時間の無駄だ。

どうやったら日本という国が破綻するのを避けられるか、破綻するにしてもどうにか生き延びられる道を作れるか、もうそういう議論をするしかないところまで来てるのだから。

Sugano `Koshian' Yoshihisa(E) <koshian@foxking.org>