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狐の王国

人は誰でも心に王国を持っている。

終戦記念日だから奇麗事を言っておく

そういえば今日は終戦記念日だった。
歴史認識がどうこうとかしがましいが、静かに過去の戦争に思いを馳せ、平和のありがたみを、今日食べるものがある幸福を、噛みしめたいと思う。

特に第二次世界大戦は本当にひどい戦争だったようだ。

ミャンマーからタイへの国境を三万人が行軍しほとんどが餓死したであるとか、日本軍の部隊まる一つがイリエワニの沼にはまって全滅、一晩悲鳴がやまなかったであるとか、実にひどいエピソードがいくらでも出てくる戦争だ。

当時のシミュレーションでも勝てないことはわかっていた。軍事力も生産力も歯が立つ相手ではなかった。それでも戦わざるを得なかった当時のエネルギー問題はどれほど深刻だったのだろうか。

子供の頃、自分が好きな漫画やゲームはどれもこれも何の役に立たないものであることに気づき、それを楽しみ続けるためには平和でいてくれないと困ると深く感じたことがある。平和で豊かな国だからこそ、自分は自分の大好きなものを大好きでいられるのだと。

漫画が好きだ。ゲームが好きだ。文学が、絵画が、文化と呼べるものすべてが好きだ。

戦争はそれらを破壊してしまう。ごはんも食べられなくなってしまうかもしれない。これほど悲しいことはない。

ONE PIECE の魚人島のように、後世に憎しみを残す人たちはいる。憎まれたからといって憎み返せば、またいつか戦争が起きてしまう。

綺麗事? いいじゃないか、今日は終戦記念日だ。綺麗事を言っておこう。綺麗事から始める未来を、俺は見てみたい。

Sugano `Koshian' Yoshihisa(E) <koshian@foxking.org>