先日どうにもこうにも速度が出ないうちの MacBook Pro 15" Late 2011 の HDD を SSD に交換したのだが、容量の違いで TimeMachine から戻せずクリーンインストールしてセットアップしなおすハメになった。
新しい Macbook Pro に何はさておきインストールした15のツールと1つのフォントという記事に触発されて俺もそのとき入れたものを書きだしてみようかなと。
Emacs.app
まずはこれがないとはじまらない。もちろん先に Xcode を入れる必要があるが割愛するとして、
$ wget http://core.ring.gr.jp/pub/GNU/emacs/emacs-24.3.tar.xz http://core.ring.gr.jp/pub/GNU/emacs/emacs-24.3.tar.xz.sig $ gpg --verify emacs-24.3.tar.xz $ tar xJfv emacs-24.3.tar.xz $ cd emacs-24.3 $ CFLAGS='-O3 -mtune=native' ./configure --with-ns --without-x $ make -j4 $ make install $ open nextstep
とまあこんな感じにコンパイル(gpg と wget は Homebrew で入れました)すると、nextstep というディレクトリに Emacs.app ができあがるので /Applications にコピー。設定ファイルは githubにおいてあるので git clone してきておしまい。
え? Mac の記事じゃなかったのかって? いや待って、次はそれらしいアプリだから。
The Unarchiver
いやこれが便利。zipファイルに日本語ファイル名なんか入ったの送られると割合文字化けしがちなんだけど、これはファイル名の文字コードを変換してくれるので文字化けしない。これだけでも使う価値あり。
昔は文字コード変換しつつ解凍するスクリプトとか書いてたけどいやー便利になったものだ。
LimeChat
IRCer ならみんな入れてるであろう LimeChat 。数十年に渡って使われてきたインターネットの伝統的チャットIRC、今でも割と人は多いのでぜひぜひみんなはじめましょう。参考にIRC普及委員会など。
Airmail.app
やっとこ Mac アプリ紹介らしくなって来ました!
メールの歴史は長いが、Gmail 登場以前と以後では大きく変わる。以前はメールはネスト表示されたスレッドで見るものだったが、いまそれをやると流量が多すぎてもう何がなにやらわからなくなる。
そこで Gmail は「読んだものはアーカイブ」というスタイルを提案してくれたのだが、問題はアーカイブされたメールに返信された新しいメールである。単体で読んでも意味がわからず、結局前のスレッドを辿らざるを得ない。そこで Gmail は未読をスレッド単位で戻すという解決を取ってくれた。未読メールがついたらそのスレッドもまとめて持ってきてくれるので、話の前後がくっきりわかるのである。
さてこれをやってくれるメールクライアントというのが Airmail.app なわけだ。ほとんどのメールは Gmail 経由で読めてるので問題ないのだが、自前のIMAPサーバで読んでるメールがまだあるのだ。同じような感覚でメールを読みたいと前から思ってたので Airmail.app は福音であった。
もっとも、IMAP サーバに使ってる dovecot との相性があまりいいものではないのか、アーカイブしたメールが受信箱に復活してしまったりする。また Mavericks ではしょっちゅうクラッシュして辟易してる。このへんアップデートを期待したいアプリである。
FireAlpaca
ずっと GIMP を使ってたんだけど Mavericks にしてから フォームへの数値や文字入力をキーボードショートカットとして受け取ってしまうようになってしまってどうしたものだかと思っていた。たぶん新しいものをビルドしなおせばいいんだろうけどそこまでするのもなあと思っていたところに Twitter で教えていただいたのが FireAlpaca という画像編集ソフト。
お絵かきツールとして作られたもののようなんだけども、ちょっとしたウェブ用の素材など作るのにもそれなりに使える。画像に大した用事のない俺にはちょうどいいかも。
ClamXav
さてまあ上記のような Mac App Store 以外から入れるツールで怖いのはやはりウィルスなので、気休め程度にはウィルスチェックくらいしておきたい。オープンソースの ClamAV の Mac 版、ClamXav 、App Store から入れられる。
副メニューからスキャンできるのは便利とはいえ、結局ウィルス定義ファイルをアップデートしないといけないので二度手間になってしまう。なので設定から起動時にウィルス定義ファイルをアップデートする設定にチェックを入れておこう。これで副メニューから起動してもチェック前に定義ファイルをアップデートしてくれる。
Gyazo
Gyazo はスクリーンショットを撮ったらその場でネットにアップロードしてくれてブラウザでそのURLを開いてくれるというたいへん便利なアプリ。さくっと画面の一部を切り取って共有できるので重宝してる。人に相談するときに表示されてる画面などさくさく送れるのがいいね。
Skich
Skich もスクリーンショットを共有できるのだけど、こちらは Evernote に共有する。しかし Skich は簡単できれいな「落書き」をスクショにできるのがまた便利。矢印や丸をちょいちょいとつければそれで完了。これは割と便利なんだな。
Chrome & Firefox
ながらく Chrome を閲覧用、Firefox を開発用として使ってたのだが、今回は逆にしてみた。Firefox にはほぼ5年ぶりに vimperator を入れて使ってみてるがやはり大変快適である。Chrome は拡張機能なしで開発ツールとして使えるのがいいね。
Google 日本語入力
日本語入力は Google Japanese Input を採用。なぜなら全角で入れたくない文字を半角固定にできる機能があるから。
ちなみに Emacs 上では mozc を使ってる。mozc.el を Mac OS X 上の Emacs で使う方法 を参照。
Dropbox & ownCloud
Dropbox は言わずとしれたクラウド同期のストレージで人と共有するにも複数マシンで共有するにも大変便利。今回も dropbox を入れてほっといただけで割と必要なファイルは揃った。
しかしちょっとセンシティブなファイルなど、やはり Dropbox に預けるのは怖い。そこで ownCloud の出番である。
Dropbox のオープンソース版といっていい代物で、ほぼ同じことができる。PHPで書かれてるので設置も簡単。各種 Linux ディストリビューション用にパッケージもあるし、クライアントも各種揃ってる。一応サーバに保存したデータを暗号化しておくことなどもできたりいろいろ便利。
VMware Fusion
仮想マシンは VMware Fusion を使ってる。SSD化により Linux 2台、Windows 2台を同時に起動してもさくさく動いてくれるようになった。いまメモリが 8GB なので、16GB にしたらもっと快適だろうなあ。
VMware シリーズのよいところはやはりネットワークの性能。仮想マシン同士の通信も速いし、ホストマシンとだけ通信させたり直接ホストマシンと同じネットワークに繋げさせたりいろいろ便利。