MacBook Air 11"(Mid 2012) に Win8 と Debian GNU/Linux をインストールするの続き。
さて無事トリプルブートが出来たところで、今度は Mac/Windows 双方から仮想マシン上で Debian を動かす。これでどこで起動してようと Debian の環境にはアクセスできる。
参考になるサイトは以下。
- MacのVMWare Fusion4で物理ディスクを使う方法 - seraphyの日記
- zefix-Blog: Use natively installed Ubuntu in VMware Fusion (Mac)
ほうほうなるほど、/Applications/VMware Fusion.app/Contents/Library/vmware-rawdiskCreator なんてのがあるのね。物理ディスクにはSCSIモードではなくIDEモードでしかアクセスできないのか。
ということでさっそく VMware Fusion で仮想マシンを作成、ディスクはIDEモードで作っておく。
$ /Applications/VMware Fusion.app/Contents/Library/vmware-rawdiskCreator print /dev/disk0
としてみるとどうやらDebianの入ってるパーティションは4のようなので、
/Applications/VMware Fusion.app/Contents/Library/vmware-rawdiskCreator create /dev/disk0 4 Debian ide
これで Debian.vmdk ができ上がる。
vmx ファイルをひらいて、ide0:0 のところを探し、
ide0:0.fileName = "Debian.vmdk" ide0:0.deviceType = "rawDisk"
と、ファイル名を書き換え、deviceType を追加する。
これで無事起動……かと思えばそうもいかず。どうも物理パーティションにある grub がうまくディスクを認識できないらしい。参考にした英語の記事のほうでは、別のディスクを作ってそこから grub-install していたが、これもエラーが出てダメだった。
とはいえ grub さえ起動すればなんとでもなるはずなので、とりあえず作成したもう一つのIDEディスク(/dev/sdb)に普通に Debian をインストール。そうするとインストーラが他のパーティションにある OS を認識してくれ、今回は無事物理ディスク上の Debian も認識してくれた。ちゃんと起動する。
ついでに sdb の Debian で起動して /etc/default/grub をいじり、GRUB_DEFAULT を 2 に設定し、update-grub を実行。これで自動起動で物理ディスクの方を読んでくれるようになった。
そして Windows 側でもこの仮想マシンをコピーして起動すれば……と思ったのだが、
といった理由でとりあえず物理ディスクの vmdk は削除。設定の編集から新たに物理パーティションの仮想ディスクを作って、仮想デバイスノードを IDE 0:0 に編集。これでようやく起動した。
さーてあとは ssh の設定をしちゃわないとなー。