iPhoneのパケット代が段階制になったことで、はてブコメントにも見られるように批判する人が多い。
実際、たかだか8MBちょいで上限に張りつくわけで、普通に使ってたら即上限に達してしまうだろう。こんな料金体系なんの意味があるんだろうかと俺も思う。
が、実はそうではない、という見方をする人がいた。
悲痛だ。ディスカウントしてでも、通信量抑えてほしいのか。とはいえ素直に値下げなのだからユーザーは素直に喜ぶべき。 / だから早く電波分けてあげてー(つД`)・。
http://b.hatena.ne.jp/t-murachi/20080805#bookmark-9548536
これはすばらしい洞察としか言いようが無いだろう。要するにソフトバンクはiPhoneユーザーに極力無線LANでアクセスして3Gネットワークを使わないで欲しいのである。
そういえばソフトバンクモバイルはiPhoneのせいでかなり回線が苦しいなんて話をどっかのニュースで読んだ。
意外とみんなwlan使ってくれてて負荷たいしたことなかった。ライトユーザー呼び込むために段階制にしたとか言ってるけど、これもホントかどうか。ライトユーザーこそ何も工夫せずにガンガンパケット使ってしまいそうだし、実際上限まですぐ到達してしまって「安くないじゃーん!」なんてことになるのは予想してないとも思えないんだよなあ。
だからこそヘビーユーザーに極力WiFi使ってもらうための作戦と見た方が正解な気がする。
実際iPhoneの料金体系って高いことは高いけども、相場的にはいわゆる「フルブラウザ」料金なんだよね。DoCoMoのパケホーダイフルも5,985円、auのダブル定額/ダブル定額ライトも上限5,985円。
iPhoneのパケット定額フルも5,985円と見事横並び。
しかもiPhoneなんてブラウザとメールだけじゃなくて各種アプリがガンガンネットに接続して画像だ音楽だ落しまくるパケット食いの端末。フルブラウザの数倍どころじゃないほどネットワーク負荷は高いんじゃないか?
さらに言えばiPhoneは本来スマートフォン料金で、iPhone導入前は1万円近いパケット代がかかってた。
auはスマートフォンやってないみたいだしDoCoMoのスマートフォンは最近始まった感で比べにくいけど、少なくともソフトバンク的には2/3くらいまで値下げして出して来たというのは事実なんだよね。
それでもWillcomやイーモバイルが奮闘してるので高く見えるのだが、この2キャリアに関して言えばウィルコムはそもそも通信方式が違うし、イーモバイルはエリアを限定してコストを安くあげてるわけよね。
もちろん俺はWillcomやe-mobileのようなキャリアを応援したいと思ってる方なのだが、ユーザー数も通信量も桁違いに多い三大キャリアの負荷はこの2キャリアの比じゃないだろう。
ま、イーモバの社長が言うとおり、日本の通信料金がそもそも割高なんだよね。なんでこんなに高くなるのか俺にはわからないけど、国内相場と通信量を考えれば、iPhone料金は高いどころか安い方なんだよ、悲しいことに。
まあ、そう考えるとソフトバンクは相当頑張っているんじゃないか? i.softbank.jpの微妙すぎる仕様は別としてだが。*1