<ヤングサンデー>小学館「休刊を検討」 Dr.コトー、クロサギが人気という記事。
ちょーショック。
俺は物心付いた頃から小学館っ子で、学年ごとの学習雑誌はもちろん、コロコロコミック、サンデー、ヤングサンデーと読み続けている。ヤングサンデーもBバージンが始まる少し前から読みはじめ、今でも読み続けている。
そしてちょうどそのうち書こうと思っていたネタに、「サンデーはバカだ! ヤングサンデーサイコー!」というのがある。
なんでこんなことを思ったかというと、サンデーで面白い漫画を書き続けて来た人たちが今続々とヤングサンデーで漫画を描きはじめてるからなのだ。
はてブの反応を見ても、やはり最近のもので面白かったのはサンデー出身漫画家ばかりだ。

さくらんぼシンドローム 1―クピドの悪戯2 (ヤングサンデーコミックス)
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あんころ。 1―船橋若松1丁目は馬優先 (ヤングサンデーコミックス)
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とめはねっ! 鈴里高校書道部 1 (1) (ヤングサンデーコミックス)
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他にも評価は微妙だが、今年アニメ化も決まっているリメイク版の鉄腕バーディーもあるし、ウェブでも大きな話題になったアオイホノオもある。
- 北崎拓(たとえばこんなラブソング、ますらお、望郷戦士など)
- 猪熊しのぶ(DRUM拳、SALAD DAYSなど)
- 万乗大智(数々のSF短編、DAN DOH!!など)
- 河合克敏(帯をギュッとね!、モンキーターンなど)
- 石渡治(B・B、LOVeなど)
- ゆうきまさみ(究極超人あ〜るくん、機動警察パトレイバーなど)
- 島本和彦(炎の転校生、炎のニンジャマンなど)
ほれほれ、ここに藤田和日郎でも来た日にゃ、往年のあの頃のサンデーそのまんまじゃないですか! まったくなんだこのサンデー同窓会みたいなラインナップは。
さらにサンデーでは読み切りや短期連載しか無かったけども、デビュー当時から「こいつはオモシレエ!」と思ってた作家に森尾正博というのがいる。「伝説の帰宅部」の馬鹿馬鹿しいかっこよさで一目惚れしたのだが、彼も若干シリアス路線になってヤンサンでビーチスターズを連載している。
まったくサンデーも馬鹿だねえ、こんなおもしろい人たちをヤンサンに取られちゃって……なんて思ってたところに休刊検討のニュースですよ。
……いや、わかっちゃいるんだ。確かに一時に比べりゃ全然おもしろくない。でもさでもさ、やっぱり彼らの漫画読みたいじゃない?
漫画家は志望者が多い割に受け皿は少ない。サンデーがコナンの悪影響で低年齢層狙いだした弊害か、ある程度の年齢層以上を狙える作家の居場所が無いのかもしれない。
だから俺は「ヤングサンデー買い続けててよかったー!」と思ってるわけですよ。万乗大智や河合克敏の漫画がまた読めるんだぜ? ゆうきまさみなんて他に連載もってないだろ。もう島本和彦にだってレギュラー連載もってもらいたいくらいだ。
他の連載陣はともかく、彼らの漫画はやっぱりおもしろいしね。
万が一、ヤングサンデーが無くなっちゃったら、俺が楽しみにしてるこれらの連載はどうなるのか。続きは読めるのだろうか。打ちきりみたいな変な終り方にならないだろうか……。
非常に不安である……。