狐の王国

人は誰でも心に王国を持っている。

田舎に住みながら都会で仕事をするためのコワーキングスペースという解決

ちょっといま体調を崩していて実家のある栃木県は那須塩原市に仕事を持って行ってペース遅いながらも作業をしてるわけなのだが、はっきり言ってここは俺にはつらい場所である。なんせちょっと気分がノらないからカフェで、とか思ってもカフェなんかほとんど無い。コワーキングスペースなんてあるわけもない。


那須塩原コワーキングスペースがあったら通うんだけどなあなどと妄想を膨らましていたのだが、意外に悪くないアイデアに思えてきた。


もともと那須塩原駅というのは時刻表を見てもらうとわかるのだが、6時台など在来線より新幹線のほうが本数が多い。これは遠距離通勤者がそれなりにいて、その需要に応えるためである。

こちらを見てもらえるとわかるが、那須塩原はホントに田舎なので土地が安い。土地付き一戸建ても東京の半額程度で買える。だからこそ遠距離通勤者も多いのだろう。また田舎といってもそれなりに人はいるので、割合スーパーやコンビニの数は多い。生活環境としてはそう悪くない。レストランやカフェはたいして無いけどね!

また新婚向けなどにある賃貸住宅もそれなりに安いので、家を建てるまえにしばらく住んでみるといったこともそうむずかしくないはずだ。

さてこうした環境で、那須塩原駅前にコワーキングスペースがあったらどうなるか。

都内の企業と提携してコワーキングスペース勤務日を増やすような形で雇用継続が可能ではないだろうか。そうすれば新幹線通勤も定期券から回数券にできる。ホントに緊急で都内に呼び出さねばならないなら新幹線に飛び乗らせればいい、1時間半でつく。

どうせ土地は広いのだからコワーキングスペースに駐車場もつけてしまうといい。コワーキングスペース利用者は駐車場の心配もなく都内に行ける。

安くて広い家を持ち、都内の企業に勤めながら、長距離通勤の苦しみからも解放され、通勤手当も削減できる。ただ通勤日を減らすだけでだ。

こうした取り組みが各所で行われれば、狭くて高い住環境や、異様な満員電車とそれに伴う痴漢やその冤罪といったリスクからも解放される。もともと長距離通勤者の多い那須塩原はそのモデルケースとして非常に適切であろう。

まあ、もっとも那須塩原市にそんなことを実行できるような政治家や起業家がいたら那須塩原駅前はあんなに寂れてないんじゃないかという気はするんだけれどもね……。

Sugano `Koshian' Yoshihisa(E) <koshian@foxking.org>