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狐の王国

人は誰でも心に王国を持っている。

政治家にNoを突き付ける白紙投票のススメ

俺は特定の支持政党を持たない。そのとき俺に有利な政策をしてくれる党なり政治家なりに入れればいいと考えている。が、正直言って選挙権を得て十数年、そんな政治家や政党に票を入れる機会を得たことが無い。

俺はインターネットの自由な世界を愛しているし、ウェブがメディアとして注目されるのはいいことだと思っている。そのためにある程度健全さを維持するための規制は甘んじて受けるべきだとも考えている。

が、政治家どもはろくすっぽネットも使いやしないでとにかく規制だ規制だと騒ぎたてるだけのクズばっかりだ。

そのせいで効果の無い規制我々の自由を大きく制限する規制、さらには単なる新興企業排除のための規制が跋扈してやがる。

しょうがないとか言ってる場合じゃない。新しいメディアであるネットを、無知矇昧の爺どもの好きにさせてたまるか。

またざっと各政党の主張を見れば、やれ生活だのなんだのと国内問題にばかり目を向けてる。でももうそんな時代じゃないだろう。

日本人の日本での生活は、もはや中国はじめアジア諸国無しには成り立たない。自分の着てる服、使ってる電化製品、食べているもの、純国産のものなどどれほどあろうか。

そうして諸外国から製品を買う以上、日本国内の仕事は減る。日本人が安く海外製品を買えば買う程、日本人の仕事は減っていく。

そういう状況で、外国との関係、アジアでの日本の目指すべき位置づけを示せない政治家は、もういらないんじゃないか?

ネットと、もはやアジアNo1ではなくなる日本。この2点についてどれだけ今の政治家たちが真剣に考えてるのか。twitterですら若手のごく数人が始めたに過ぎない。ブログはもう少しあるが、議論の道具としてどれだけ使えてるのか。海外労働者との賃金低下競走に、どう立ち向かうのか。

そういった疑問に答えてくれる政治家はどこにいるんだ?

票にならない若者に将来の借金を押し付け、「逃げ切り」という形でこの日本からいなくなろうとしてる高齢者たち。お年寄りは大切にしましょう? そりゃあ老人が立派に若者を育ててる時代のせりふだ。ほとんどの人間が企業からはじかれた就職氷河期世代以下にはもう通用しない。そんなことは4年前に大きな話題になった席を譲らなかった若者に端的にあらわれてる。

「お年寄り」はもはや大切にすべき叡知ではなく、単なる既得権益層であり、若者からさらなる搾取を続けようとする敵だ。

若者は若者であるが故に政治に興味を持たない。だからほうっておけばいい。どうせ若者のための政策をやったところで票にはならない。むしろ票になる高齢者を、若者から将来を奪ってでも厚遇すべきだ。そのほうが票になるのだから。

政治家どもは絶対そう考えてる。

それは子供たちが政治に直面しないよう教育制度を慎重に設計してるからであり、興味を持つ機会を失わせてるからだ。子供たちにとって政治は「上から降って来る災害」であり、避けようが無いものだ。だから携帯電話を奪われようがなんだろうが、子供たちには何も出来ない。そういった経験が政治に対する無力感を醸成し、興味をそらす要因になってるのではないか。

学校教員はもっと政治の話をすべきだ。おまえらが運動会をしなきゃいけないのは文科省がそう決めているからであり、文科省を動かしてるのは政治家なんだと教えるべきだ。

もっとも社会に不信と不満を抱く思春期には、もう選挙権を与えるべきではないのかとすら思う。そういう経験から投票にいく習慣が付いてくれるのではないか。

しかしそういった議論すらほとんど見当たらない。政治家たちは年寄りだけを相手にし、若者から好き放題搾取できる今の選挙体制がお気に入りなのであり、若者には極力政治に興味を持って欲しくないのだ。

こんな本があるそうだ。選挙に行かず政治家たちの関心を得られない若者は、4000万円の損になる、という趣旨だそうだ。実際の損失はそれより大きいかも知れないし小さいかも知れない。しかしどちらにせよ損なのは変わり無い。

そういう若者を見ない政治家にたいして、一つだけ出来ることがある。

それは白紙投票だ。

候補者に選ぶべき人材無し。そう政治家に伝えるごく基本的な手段だ。

投票には行く。投票することで政治を見てることは伝えられる。そして誰も選ばないことによって、政治を任せるにふさわしい人材がいないことを伝える。

考えてみればいい。投票率が80%くらいになり、無効票が半分以上をしめたらどうなるか。さすがに政治家も慌てるだろう。無効票を投じた人たちに向けた政策を始めるだろうし、始めなければその需要を得ようとする新しい政治家が現れるはずだ。

無効票を入れて来るのは簡単だ。選挙会場に入るためのハガキが届いたら、それを持って仕事に行く前にでも役場に寄る。ハガキを投票用紙と交換してもらってそれを投票箱に入れて来る。それだけだ。役場や市役所は意外と早い時間から開いている。

わざわざ投票日に予定をあける必要なんて無いのだ。いつもよりちょっと早く家を出ればいいし、職場と家が近いなら昼休みにでも行って来ればいい。

そうして「おまえら政治家は気に食わねえ!」と伝えてやればいい。気に入ってもらうための活動はそれぞれ政治家とその支持者の仕事だ。俺らは気に入る奴が見付かるまで「気に食わねえ!」と言い続けてればそれでいいのである。投票しないってことは「気に食わねえ!」とすら言わないことなんだ。思いっきり投票用紙に「おまえらクズだ!」とでも書いてやったっていい。

それだけで、ちったあ暮らし向きもよくなるはずだ。

追記

id:L_starさんから情報を頂いた。

重要なのは反応のほうで、いろいろな意見が寄せられている。

L_starさんから個人的に頂いた指摘は以下の3つだった。

  1. 白票が話題にならないと何の意味もない
  2. 現状の駄目議員の目的は自分の議席維持であって、白票は大歓迎
  3. 白票層を拾うと行っても、結局浮動票対策と何が違うのか

これに対するおれの意見はこうだ。

  1. 話題にならなければ話題にすればいいじゃない。我々にはブログもtwitterもある。
  2. どうせ対立候補のどっちも選べない状況なのだから一緒。政治家の意識をこっちに向けざるを得ない状況を作るしか無い。
  3. 浮動票対策の重要度があがるのは歓迎。

もちろん白票は組織票が有利になるとかそういう問題はあるにしても、とにかくまずは票を入れなきゃ始まらない。

選挙に行ったことのない人も多いと思う。そんな人でも不平不満が無いわけじゃないだろう。そのぶつけ先は選挙しか無いのだ。

白紙投票に抵抗があるならサイコロで選べばいい。六角鉛筆があればすぐサイコロは作れる。それぞれの面に他の鉛筆で1〜6個の穴をあけてやればいい。

候補者が6人もいる選挙区はそんな無いだろうけど、3人なら4〜6は1〜3に読みかえればいいし、4人や5人なら5、6は振り直しと決めればいい。2人しかいなかったら偶数か奇数かで決めればいいのだ。

iPhoneを持ってるならフルフルポッキーで選んでもいいね。ガラパゴスケータイにもサイコロアプリくらいあるかもしれない。

絶対受かりそうに無い泡沫候補がいるならそれに入れるのが一番よいよ、というアドバイスも頂いた。たとえば外山恒一のようにね。

というわけでとにかくなんでもいいから一票入れて来ようぜ。

Sugano `Koshian' Yoshihisa(E) <koshian@foxking.org>