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狐の王国

人は誰でも心に王国を持っている。

「なんで俺らの給料安いの?」「企業が不安だからじゃね」という話

消費税上げ、法人減税を:勝間和代のクロストークという記事。

見出しを見て「?」という気分になった。いや、俺は別に専門家じゃないので俺の方が間違ってる可能性高いと思うのだが。

俺の理解では今の日本は「企業は儲けてるけど人件費をあげないから労働者が貧乏」という状態なのだけども。そこでますます労働者の負担をあげて企業の負担を減らしたら余計ひどくなりはせんだろーか。

じゃあなんで企業は人件費をあげないのか、正社員を雇わないのか、というのはずっと疑問だったのだけど、ある人に「恐いからだよ」と言われてほうと思った。

要するに「今人材が必要でも将来また要らなくなっちゃうかも」という頭があるんでないかい、ということらしい。正社員として雇っちゃうと簡単に解雇できないから、割高でも派遣会社なんかを通じて人材を調達して来るんだとさ。*1

企業の不安のせいで不安定な雇用が生まれ、そのせいで労働者も不安で結婚や出産に踏み切れない、という日本の姿がぼんやりと頭に浮かびあがった。

でも簡単に解雇できるようにしたらしたで、労働者にとって不安定なのは変わらないような気がするんだけどな。新卒で入れた人だけが安定した収入が得られるという格差問題と考えればそれはそれでいいと思うが、そのへんどうなんだろうか。

反面、経団連を中心に移民受け入れを強く要望してるグループがある。俺はこういうやり方には懐疑的ではあるんだけども、実際に海外から労働者を受け入れてる企業のドキュメントをどこかで見たら、造船所だった。

10月のニュースだが、造船重機大手、外国人新卒採用を拡大なんて記事もあった。実際人手は足りてないらしい。

なぜこういうところで人手が足りないのか。なぜ日本人が採用できないのか。溶接技術なんて修行は大変だけど身に付けたら一生ものの技術だと思ってたのだけども。なんでこういうところに人がいかず派遣会社に人がいっぱいいるんだろう。

政治的な動きを読み取る向きもあるようだけども、応募はそれなりに来てるんだろうか?

港で毎日クタクタになるまで働くより、貧乏でも都会のエアコン効いた所で働いたほうがいいと思う人、けっこういそうな気はしなくもないよなあ。年収ベースで100万くらい違ってもおかしくないし、生活コストなんかも考えたらかなりの差にはなるはずだけども。

ま、実際のところはデータが無いのでわからない。なんらかの理由で離職して再就職できない人が多いのかもしれないしね。

さて話を元記事に戻そう。

私の提案は、法人税率を国際平均の30%程度まで下げる一方、消費税率を10~15%まで引き上げることです。その代わり、法人の経費計上を厳しく監視し、税率分はきちんと納めてもらうべきです。低所得者の負担が重くなることを防ぐため、食料品や医療費など生活必需品の税率を低くすることも必要です。増収分は社会福祉や貧困対策に優先して配分します。

消費税上げ、法人減税を:勝間和代のクロストーク - 毎日jp(毎日新聞)

これなんかもおかしなこと言ってるように見えるんだよなあ。法人税率を下げればそこは減収になるだろうに、「経費計上を厳しく監視」したら徴収コストはあがるんじゃね? コストをあげて収益を減らせと言ってるように見えるんだが。消費税で補うにしても効率は悪くなるよなあ。消費税のほうが徴収コスト安いからそっちにつけかえろってことかしら?

さっきも書いたように企業の不安がベースにあるんだとしたら、それを取り除いてやらないといけないんじゃないだろうか。そのために法人税率を下げろというならわかるけど、それならそれだけじゃ足りないよな、きっと。

企業が安心して人を雇えて、労働者もそこそこ安定して収入が得られる道ってのはどっかに転がってないものかなあ。

*1:確かにうちも去年はえらく忙しくて人を雇えないか考えたりもしたけど、今年は(以下略orz

Sugano `Koshian' Yoshihisa(E) <koshian@foxking.org>